インディアンの古い伝承といわれ
インターネット上で多くの方々の共感をよんでいます。

原作者不詳

 天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、
死ぬとそこへ行きます。


そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊びます。
食べ物も水もたっぷりあって、お陽さまはふりそそぎ
みんな暖かくて幸せです。
病気だった子も年老いていた子も、
みんな元気を取り戻し
元のからだを取り戻します。
…まるで過ぎた日の夢のように。


みんな幸せで満ち足りているけれど、
ひとつだけ不満があります。
それは自分にとって特別な誰か…
のこしてきてしまった誰かが…
ここにいない寂しさのこと…。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。


でも、ある日…
その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、
からだは喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
早く、それは早く、
飛ぶように。


あなたを見つけたのです。


あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱き合います。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。


そしてあなたは信頼あふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど
その心からは一日も消えた事のなかったその瞳を。


それからあなたたちは、
一緒に「虹の橋」を渡っていくのです…。

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